61日延滞するとブラック?|「Aマーク」と「異動」の決定的な違い

信用情報

「支払いが確認できませんでした」

そのメールを見た瞬間、頭が真っ白になる。

慌ててアプリを開く。残高不足。やってしまった。

検索する。

「延滞 ブラック」「Aマーク 異動 違い」「61日 延滞 終わり」

知らない言葉ばかり出てくる。そして一番怖くなる。

「自分はもう終わったのか?」

結論から言う。1回の支払い遅れで人生は終わらない。ただし放置すると本当に危険なラインがある。それが「異動」だ。


まず自分がセーフかアウトか確認する

61日未満の遅れ → 異動に該当しないケースが一般的。ただし状況による。

61日以上の遅れ → 異動が登録されている可能性がある。

分からない → 今すぐCICを開示して確認する。

この3つで今の状態を判断してください。


延滞とは何か(Aマーク)

延滞は支払い期日を過ぎても入金されていない状態のことです。1日の遅れも、1ヶ月の遅れも、全部「延滞」です。

CICの開示報告書では延滞した月の入金状況欄に「A(お客様の事情による未入金)」と記録されます。解消された月は「$(入金)」に戻ります。

Aが1つあっても終わりではありません。直近が$で並んでいれば、審査で挽回できる可能性があります。


Aマークが1個あると審査は通らない?

Aマークが1個あるだけで審査に落ちるとは限りません。

実際の審査で見られるのはこの3つです。Aの数、いつのAか、その後の支払い状況。

3年前に1回だけAがある人と、先月Aがある人では意味が違います。特に直近24ヶ月の支払い状況は重要です。

2年以上前の孤立したAで、その後の入金状況が$で並んでいる場合は、審査で通ることがあります。逆に直近6ヶ月以内にAがある場合は影響が大きくなります。


Aマークは何年残るか

CICの入金状況は直近24ヶ月分が表示されます。つまり2年以上前のAは開示報告書から見えなくなります。

ただし契約情報全体は残ります。Aが見えなくなったからといって完全に消えたわけではありません。

実務的には直近24ヶ月に問題がなければ、審査への影響は小さくなっていきます。


CICを開示すると審査に影響するか

影響しません。

自分でCICを開示しても信用情報に記録されません。開示は「本人開示」として扱われ、カード会社の審査照会とは区別されています。

開示を怖がって現状を把握しないまま動く方がリスクが高いです。まず自分の状態を確認してください。


異動とは何か(ここが本当の危険ライン)

CICの公式には明記されています。「返済日より61日以上または3ヶ月以上の支払遅延があるもの、または保証会社による代位弁済、裁判所による破産宣告」が異動として登録されます。

異動に該当するのはこれです。

61日以上または3ヶ月以上の長期延滞、代位弁済、債務整理(任意整理・個人再生・自己破産)、長期延滞に伴う強制解約。

これが「ブラックリスト」と呼ばれる状態です。一般的には61日以上の延滞で異動情報として登録されるケースが多いですが、カード会社の基準によって異なる場合もあります。


携帯料金の延滞も異動になるのか

スマホ本体を分割払いしている場合、携帯料金ではなく「割賦契約」として信用情報に登録されています。そのため長期延滞すると異動になる可能性があります。

クレジットカードと同じ感覚で遅れると危険です。


住宅ローンへの影響

異動情報が残っている期間は、住宅ローン審査はかなり厳しくなります。銀行系は特に信用情報を重視するため、異動があると通過は難しい状況が続きます。

ただし異動が消えた後は、年収・勤続年数・他社借入なども含めて総合判断されます。異動が消えたからといって自動的に通るわけではありませんが、審査の土俵に立てる状態には戻ります。

住宅購入を検討している場合は、異動がいつ消えるかを逆算してスケジュールを組むことが重要です。


クレジットカードの更新はどうなるか

異動情報が残っている間は、カードの更新審査で止まることがあります。更新時にカード会社は途上与信を行うため、信用情報に問題があると更新できないケースがあります。

更新できなかった場合もカード会社は理由を教えてくれません。「総合的な判断」という返答だけです。


異動情報はいつ消えるか

一般的には完済や契約終了から約5年間保有されるケースが多いです。ただし登録内容によって保有期間が異なる場合があるため、CIC公式サイトで確認することをお勧めします。

起算点は「異動発生日」ではなく「支払い完了日」です。放置し続ける限り異動情報は消えません。今すぐ完済することが回復への第一歩です。

自己破産後にCICを開示して「異動」の文字を見たとき、430というスコアより「異動」という文字の方が重く感じました。でも5年後にその異動は消えました。状態を整えて616まで回復しました。終わりではありませんでした。


よくある3つの誤解

「1回遅れたら終わり」→終わりではありません。一般的には61日以内に支払えば異動に該当しないケースが多いです。

「異動=一生終わり」→違います。完済から約5年で消えるケースが多いです。

「審査は過去のミスだけで決まる」→直近の状態が正常であれば審査で評価される余地があります。


今すぐやってはいけないこと

状態が悪い時に「とりあえず申し込んでみる」のが一番まずいです。落ちた記録(申込履歴)だけが積み重なります。申込履歴は6ヶ月間CICに残ります。異動が消えた後も申込過多の状態になって通りにくくなります。


今すぐやるべきことの順番

  1. CICを開示して延滞か異動かを確認する
  2. 延滞中なら今すぐ解消する
  3. 異動がある場合は完済して申込を止めて待つ
  4. 異動が消えた後に状態を整えてから1枚だけ申し込む

まとめ

1回の遅れで終わりではありません。問題は「どのくらい遅れたか」です。

一般的には61日未満なら異動に該当しないケースが多いです。61日以上なら異動の可能性があります。どちらの状態かをまず確認してください。

430から616まで戻りました。終わりではありません。

→ 自分の状態を確認する(CIC開示はこちら

CICスコアの見方はこちら

・日本クレジット協会(クレジットの基礎知識)
https://www.j-credit.or.jp/

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